生体を構成する種々の生体分子(タンパク質、糖質、脂質および核酸など)の基本的構造と性質について各論的に順次解説する。あわせて、酵素、生体膜、遺伝子とは何かについても触れることにより、実際にこれらの生体分子が細胞内において、どのような形で生体機能分子として機能しているかについて概説する。また、生体内には複数種の生体分子により構築された高次元の機能と構造を持った複合体が存在し、細胞活動およびその制御・維持に貢献していることについても解説する。